

~夢の叶え方~
夢は叶う~dreams come true~と言います。私もとても好きな言葉で、くじけそうになった時は、心で唱えてもうひと頑張りしています。 しかし大きな夢を叶えるには相当な努力が必要です。それがとても大きな夢なら、もしかしたら一生叶わないかも知れません。例えば…… 私が突然『イチローのようなメジャーリーガーになる!』という夢を掲げたとします。※私はイチローより6コ上、今年53歳になりました。しかも野球経験0。まぁ、実現するのは限りなく無理だと思います。でも私がもし、その夢を実現させるために…毎日ランニングを始めた、身体を肉体改造した、地域の野球チームに所属した、著名なコーチに指導を仰いだ、人脈を駆使してプロ野球選手との交流を深めた、始球式をさせてもらった、メジャーリーグを観に行き交流を深めた、何かのきっかけでグランドに入れてもらった…等々一つ一つ階段を上がるようにステップアップしていったらと考えるとそれだけでワクワクしてきます。周りはきっと最初はバカな夢に向かって何をやってるのかと思う人も、段々見方が変わってくるに違いありません。 実はここにポ


~テレパシー~
【テレパシー】をウィキペディアで検索すると…(ある人の心の内容が、言語・表情・身振りなどによらずに、直接に他の人の心に伝達されること)とあります。 私はあまり非現実的な事は分かりませんが、さすがにそのような事は難しいのかも知れません。 しかしながら、それに近い言葉は昔からあります。何となく…・胡散臭い。・虫が好かない。・馬が合いそう… この、何となく相手の雰囲気・表情などを情報源として、自分自身が何かを察する時はないでしょうか。これは日本語でいうと【気】という事になるような感じがします。 気を(向ける、使う、留める、配る、入れる、置く、利かせる、付ける)相手に対してそうする事により、何となく相手の気持ちや性格、そして今して欲しい事などが分かってくるようになります。私はこれをホスピタリティという言葉でスタッフに話します。作業中、手を動かしていてもお客様に常に気を向けていれば空気感で相手の気持ちが分かってくると言っています。今、御来店のお客様は…急いでいるのか?ゆっくり商品が見たいのか?聞きたいことがあるのか?扉を開けて欲しいのか?どうして欲しいのか


~若い時にしか出来ない事とは~
私は今年(2020年)で53歳になりました。 38歳の時に今のお店を出して早いものでもう15年になります。 お菓子の業界は殆どの場合、親が菓子屋(洋菓子・和菓子)で高校を卒業したら製菓の専門学校に通い、都会のパティスリーで修行をして(場合によっては海外へ)実家のお店を継ぐというパターンが多く、ここ長崎も半分以上がそういった事業承継の元に、店舗を引き継がれているようです。 私は、実家が上五島で酒屋を営む両親の元に生まれ、お菓子とは縁遠い家庭で育ちました。学校を卒業してから色々な職種に着き、結局お菓子の世界に飛び込む時期が大きく後れて独立が遅くなりました。若い時はまだ考え方が未熟で、どちらかというと遊びの事に重しを置き、それなりに色々楽しい事もありましたが、振り返って考えてみると、私の若い時の経験は決して自慢できるものではありません。 時々聞かれます。『若い時に何をすれば良いか?』『若いうちに経験した方が良い事は何か?』その時、私は【一生懸命仕事すること】と答えるようにしています。(反面教師ですが…) 仕事というフィルターを通して若いうちにしっかり知


~伝言ゲーム~
私はよく朝礼で『伝言ゲーム』の話をします。 昔、バラエティー番組で目の前の一人ずつに物事を伝えていき、最終的に正確に伝わったか?というのをやってました。 ほとんどの場合、正確には伝わらず、時には全然逆の意味に伝わったりして笑っていたような記憶があります。 私はこれを仕事に置き換えて皆に話す事があります。 仕事とは正に『伝言ゲーム』。先輩から教わったことを実行する。それはお店や会社が脈々と続けてきたお客様との信頼や大切な約束事なのです。 時代やニーズが変わってその時々に微調整は有れど、そのことさえ伝言ゲームのように伝え、組織のルールに従うことで会社の価値が上がりブランディングを築き上げていくのです。 しかし時にこの『伝言ゲーム』が崩れ、違う解釈をしたスタッフがいつものルールと違う言動を取る事があります。 その時は客観的に観ると1つ前の伝え方が悪かったか、解釈が間違っていたかです。そこで確認が取れなければその1つ前という事になります。受け取る側も伝える側も正確に伝えないと、いつの間にか違うルールが正解となり、それが伝わり続けるという事態となります。


~原因を追究すること~
最近はスマホを開くと、美味しそうなお菓子が簡単に作れるサイトがたくさんあって便利になりましたね。皆様も自宅のキッチンで作ったりされているのではないでしょうか。 私達が修行していた頃は、先輩に聞くか本を見て試作を重ねて会得していたように思います。 時々スタッフから、同じように作ってるのに出来上がりが違うという相談を受けることがあります。 確かに見てみると、計量もミキシングもオーブンの設定温度など教えた通りに作っています。でも出来上がりが違うときがあります。 原因はなんだろう…どこかが違うはず。一緒にもう一度作ってみても同じように作っています。さて? 皆さんもこのような経験はないでしょうか。 そんな時の原因は、ほぼ『作る時間の長さ』が違うという事に気が付きました。 時間というのはとても大事で、お菓子作りにとって大切なポイントが狂います。(温度や比重、粘度等) 最初はなかなか気付かなかったのですが、作る姿を見ていると自分で作るよりそれぞれに掛ける時間の長さが違う事に気付きました。 混ぜ過ぎると、気泡が潰れ高さが低く食感が悪い生地になり、もたもたしてオー