

~タイムマシン~
世の中が一変した2020も残り僅か…何だか、あっという間に一年が過ぎました。 ちょうど一年前に中国でコロナウィルスが拡がり、一気に世界が変わり私達の生活も想定外の事態となってしまいました… 皆様も大変なご苦労の中、年の瀬を迎えられている事と察します。 【タイムマシン】という映画を数年前にテレビで観ました。時空を超えて主人公が翻弄するストーリーなのですが、同様の【バックトゥーザフューチャー】に比べるとマイナーで、ご存知の方はあまりいらっしゃらないのではと思います。 ストーリーは恋人を不慮の事故で失い、どうにか過去に戻って彼女を救う事が出来ないかと努力の結果、なんと彼はタイムマシンを作り上げてしまいます。そして事故の日にタイムスリップし彼女を事故から救おうと試みるのですが、今度は違う事故に巻き込まれ、どうしても彼女の死を変える事が出来ません。彼は未来に行くことで状況打破を見出そうと、今度は未来にタイムスリップして様々な出来事に出くわします。(以降はネタバレになりますのでこの辺で) この映画の中で私にとって、とても印象的なセリフがありました。それは『人


~クリスマスを終えて~
2020年のクリスマスも峠を超え、どうにか無事に終われそうです。 日本のクリスマスは、ケーキを食べるという習慣のおかげで私達洋菓子業界は多大な恩恵を頂いていますので不二家さんに感謝です。(創業者の藤井さんが広めたと言われています) 私達も毎年、沢山のケーキを作ってお買い上げ頂く事で、沢山の事を学ばせて頂き成長させて頂きます。 クリスマスの準備に関しては製造計画(曜日配置でも変わります)を綿密に練り、毎年夏にはカタログの撮影。それには飾りのメーカーさんにもご協力頂いたり打ち合わせも必要です。ハロウィンが終わったらすぐクリスマスケーキのご案内が出来るよう校正して製作します。クリスマスが近づくにつれ当日のスタッフの確保やシフトのやり取り、実際の受渡しの流れや注意事項の確認、当日は週末の10倍位の仕事量ですから、とても大変ですが終わった時の達成感は私達にしか味わえない感慨深いものが有ります。 大きなことをやり遂げると、同じような事があっても自信が付いているので不安も軽減されます。クリスマスに限らず私達は、日々そんな事の繰り返しで成長しています。 過去のデ


~仕事の教え方~
仕事を教える時に皆様はどのようにして教えてるでしょうか。 私達は洋菓子店ですから、製造スタッフであれば作り方を、販売スタッフであれば接客や店内管理などを教えています。私は時として教え方にもブームがあり(笑)また相手により教え方を工夫しています。最近のブームは、出来るだけ手を出さないようにしています。口で指示して本人に動いてもらうようにして教えています。 お菓子作りをイメージすると、殆どの人が【作る工程】のみをイメージすると思いますが、実際に一連の中に於いては作る工程は全体の3割位だと思います。残りの7割は計量などの前準備、作った後のカットや包装、商品を飾り付けたり後片付けなどです。後輩たちの教え方を見ていると、3割の工程を教える事に集中していて肝心の7割を疎かにしていることが多々あります。 最近の私の教え方は材料や道具を揃える所から口で指示して実際に取ってくるところからやってもらいます。そうすると、それぞれの場所も分かるし在庫も分かるし五感で体験出来ます。そこが分かると誰かのサポートが出来るようになります。 また、小さい失敗をわざとさせる事もあり


~クレーム~
当店も不本意ではありますが、クレームをたまに頂きます。 来年15周年を迎えますが、この間にも小さなクレームから大きなものまで色々ありました。 私自身も色んなお店に行ったり施設を利用したりすると、まれにクレームを言いたくなる事もあります。(笑) では、どんな時にクレームを言いたくなる、もしくはクレームを頂くのでしょうか。それはいつの場合も『当たり前』の事が出来てない時です。特に挨拶が出来ていない時には違和感を感じてしまいます。いらっしゃいませ、少しお待ちください、お待たせ致しました、ありがとうございます等、接客に関わる業種では必ず必要な言葉です。むしろお店に入ると、いらっしゃいませという言葉を待ちますし、なければ違和感を感じます。帰られる時は、ありがとうございましたという言葉を待ちます。つまりクレーム(改善要求)は殆どの場合、お店側に当たり前の事が出来てない場合が殆どです。逆に言えば、最低限当たり前の事が出来ていればクレームは頂きません。それに+感じの良い身だしなみ・姿勢・言葉遣い・笑顔が加われば、お褒めの言葉を頂くかも知れません。私達は意外と、こ


~緊張しない方法~
人前で緊張してなかなか上手く話せない…ここぞという時に緊張して実力を発揮できない…そんな事は誰でもあり、皆さんも幾度か経験されていると思います。 私も時と場合によっては緊張して上手くいかない事もあります。 私は毎日、朝礼でスタッフの前で話をします。大凡5分位でしょうか。話の内容は殆ど業務に関する事。例えば、会社としての目標とかルールの確認、時にはお客様から頂いた言葉やプライベートの話です。必ず何かを話すようにしています。 その時間は、不思議と全く緊張しません。伝えたいことがスラスラ出てきます。自分は人前で話す事に慣れてるのかな?と思いきや、会合などで突然コメントを求められたりした時は緊張して上手く言葉が出てこないものです。 何か違いがあるのかと考えると、突然の時は未だ意識が自分の中にあり、準備しているときは意識が相手にあるという事、という事は意識を相手に向けると緊張が和らぐという事ではないかと思っています。。これは間接的な作用で、相手に意識を向ける事で、【緊張している事も忘れてしまう】という言い方が正しいのかも知れません。慣れてくると自然と相手に