

~『知る』という事~
毎日沢山のお客様にご来店頂き、日々忙しい時間を過ごさせて頂いております。修行している時は、製造だけではなく接客や営業・経理等もさせて頂き、そんな経験が今の自分を形成しているのだとつくづく思います。当然初めての事は分からないので、先輩に教えて貰いながら覚え、実行して出来るようになり、またそれを後輩に教えることで組織が出来ていきます。 先日のこと、お店の奥で作業をしていた時に、ご来店されたお客様がスタッフに『○○さんという魚屋さんどこにありますか?』と聞いてました。スタッフは残念ながら知らなかったのでしょう…『いやぁ、そこは分からないですねぇ…申し訳ないです。』と答えてました。私はそのやり取りを小耳にはさみ、すかさず『私、分かりますよ!あの魚屋さん美味しいですもんね。』と言って道順を教えて差し上げ、とても感謝されました。ラッキーな事にその魚屋さんはうちの近所でいつも行ってる魚屋さんでした。 何の編綴もないこのやり取りですが、とても芯を付いた事なのです。人は知っている事は教えることができ、知らないことは教えられないという事です。つまり自分の『知る』が増


~二つの事を同時にやる~
二つの事をとても器用にこなす方がいますよね。見ていると、洗練された動きに見えて凄いなぁと感心します。 例えば歌手の方でピアノを弾きながら歌うとか、ギターを弾きながら歌うとか。頭の中でどのような感じになってるのかと不思議に思います。 私達のお店のスタッフにも慣れてくると、お菓子のラッピングをしながらお客様の動きを見て、お声描けや気遣いが出来る方がいます。忙しい時など、とても頼もしく感じます。新人のスタッフには、やはり一生懸命になる余り夢中になって下を向き、お客様が来店してるのに気付かなかったり…別の事をやってて火にかけた牛乳を吹きこぼしたり(笑)。不注意や慣れてない事、集中し過ぎるとか色々と原因はあるでしょう。 私は立場上、仕事をしていても常に全体に気を配るように心掛けています。お菓子の仕込みをしていても、一瞬だけ周りに目をやり状況を目に焼き付け、店内を見渡し確認をしています。そして緊急の場合はその場で指示を出したり、そうでない場合は翌日の朝礼で話したりしてます。気付いたら5秒~10秒に1回は周りを見ている事に気付きました。無意識ですが周りを確認す


~サザンオールスターズに学ぶ~
私はサザンオールスターズが大好きで時間があると良く聴いています。小学生の時にテレビの音楽番組で観た『勝手にシンドバット』は衝撃的で桑田さんの格好や踊りと、何を言っているのか分からない発音に度肝を抜かれました(笑) 中学生の時はYaYaや栞のテーマ、高校生の時はミスブランニューディやメロディ、社会人になってからはBANBANBAN、みんなのうた、YOU、海、涙のキッス…30代の頃はloveaffair~、TSUNAMI、彩、僕が40代の頃に少し活動休止しますが、復活してI AM YOUR SINGERやピースとハイライト、50代に入ると若い広場とか…とにかく私の人生の節々にサザンの曲がありました。昔のサザンの曲も良いですが今でも名曲を発表してホントに凄いなと思います。 サザンが売れ続ける理由は私が思うに【新曲を出し続ける】という事ではないかと思います。サザンに限らず売れ続けるには《新しいものを出し続ける》という絶対的な事が大切なのだと気付かせてくれます。物やサービスは、やがて陳腐化の道をたどります。私に置き換えると、新作のケーキを出し続けないと生き