

~買い物~
皆さんはお買い物をする時に、どういう感覚で行くでしょうか。 少し難しい質問かも知れませんがイメージして頂きたいと思います。 何かを買おうとする時に、まずお店に行きますよね。例えば分かりやすくケーキを買いに行くとしましょう。おそらく皆様は具体的に、こういう味で…見た目はこうで…数は何個で…生ケーキと焼菓子は…などイメージを持ってはいないです。その証拠に、お客様は来るやいなや『○○ケーキを何個下さい』と言われる方は、まず居ません。ほぼ全員がショーケースをゆっくり見たり、焼菓子の棚を見たり時にはおしゃべりしながら品定めされています。その時間も含めてお買い物を楽しむと言った感じでしょう。 そして言われるのが『お薦めは何ですか?』です。こちらが旬のフルーツを薦めたりお客様の好みを聞いてお勧めすると、まず間違いなくそれを買って頂きます。 それは洋服屋さんでも同じ事が言えると思います。スタッフさんからコーディネートして頂いたり今のトレンドの話を伺うと、それを買ってしまいます。つまり私達は意外と買い物をするときに具体的なイメージを持っていないという事です。 逆に


~それは持続可能か?~
ここ数年よく耳にする言葉に『SDGs』や『サステナブル』があります。どちらも環境や人間社会の持続可能性についての概念として用いられる言葉です。 参照 https://imacocollabo.or.jp/about-sdgs/17goals/ 『SDGs』で言う17の目標を見てみると、当店は洋菓子店ですので関連する事は 1.貧困をなくそう。5.ジェンダー平等を実現しよう。8.働きがいも経済成長も。12.作る責任、使う責任。17.パートナーシップで目標を達成しよう。辺りが該当するのでしょうか。 1967年生まれの私は、バブル絶頂に若い頃を過ごしました。当時はこのような考え方はあまりしてこなかったように思います。とにかく物やサービスを提供し、販売する事のみに集中し経済を作っていく、私の親世代も同様に高度経済成長下で仕事を頑張り、今の日本を築いたと言っても過言ではないでしょう。 その世代から私も含めて大量生産大量消費の世界で生きてきましたので『SDGs』の考え方には少し違和感もあります。 しかしよく考えると、もっと前の世代には近所や地域で支え合う文化が


~記憶と記録~
このブログもそうですが、何か考えた事や言いたいこと(インプット)を記録(データ)に残すと後で思い返す事ができます。 これをアウトプットと言い、とても大切な事です。インプットされた事はアウトプットしてこそ、その意味を持つと言っても過言ではありません。 また、最近ではとても綺麗な景色や可愛い動物に遭遇した時も、スマホで簡単に写真が撮れますので大変便利になりましたね。 大昔…例えば平安時代とか、まだスマホどころかカメラもなかった時代にはどうやって感情や景色を残していたのでしょう。 考えるに俳句や短歌などの文字に残し、その情景を後世の文字を読んだ人に思い浮かべさせるという方法で残したのだと思います。そう考えると昔の人の表現力には突出するものがあったでしょう。 子供の頃や若い頃、大人や先輩に教わった事。ひとつひとつ細かく記憶には残っていませんが時に思い出し、その言葉に感謝する事もあります。 わたしの中にある記憶は私だけにしかありません。私に掛けてくれた言葉も、私が抱いた感情も私にしかわかりません。この事を何らかの記録(データ)に残していると、いずれ何かの役