~『知る』という事~
毎日沢山のお客様にご来店頂き、日々忙しい時間を過ごさせて頂いております。修行している時は、製造だけではなく接客や営業・経理等もさせて頂き、そんな経験が今の自分を形成しているのだとつくづく思います。当然初めての事は分からないので、先輩に教えて貰いながら覚え、実行して出来るようになり、またそれを後輩に教えることで組織が出来ていきます。
先日のこと、お店の奥で作業をしていた時に、ご来店されたお客様がスタッフに『○○さんという魚屋さんどこにありますか?』と聞いてました。スタッフは残念ながら知らなかったのでしょう…『いやぁ、そこは分からないですねぇ…申し訳ないです。』と答えてました。私はそのやり取りを小耳にはさみ、すかさず『私、分かりますよ!あの魚屋さん美味しいですもんね。』と言って道順を教えて差し上げ、とても感謝されました。ラッキーな事にその魚屋さんはうちの近所でいつも行ってる魚屋さんでした。
何の編綴もないこのやり取りですが、とても芯を付いた事なのです。人は知っている事は教えることができ、知らないことは教えられないという事です。つまり自分の『知る』が増えると人に教える事ができ相手に感謝されるということです。このことは大いに仕事に生かされていて、仕事ができる人は知っている事が多いということです。
マズローの人間の基本的欲求にも『知る欲求(知識欲)』として位置づけされるほど『知る』という事は重要で、人がそもそも持っている欲求なのです。是非、自分のため、人のために知るという事を意識してみて欲しいと思います。
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