~手を加える事が大切~
皆様、あけましておめでとうございます。
コロナ禍で迎える2回目の新年ですが、今年はどんな1年にしていきたいでしょうか。
私は上五島町の奈良尾という所に生まれて、中学生まで過ごしていましたので時々お墓参りに帰省をします。今回も久しぶりにご先祖様に手を合わせてきました。
奈良尾という町は、過疎化と高齢化が著しく進み、私が島を出てから40年経ちますが、人口は約1/10近くに減少しています。全く寂しい限りですが、空き家も多く全ての物が古く、暗く、勢いがなく、このままでは誰もいなくなる時も、そう遠くないのかも知れません。
町自体にも今後、新しい建物もしばらく建てられる雰囲気もなく、これはどう表現していいのか、、全ての物が自然に風化されていってる感があります。私が感じるこの感覚は何なのでしょうか。
決して新しいものだけが良いのではなく、古いものでもしっかり愛情を持って手を加える事で、生き返ると思います。車や建物でもそうです。古いものにリノベーションを加える事で、味が出て魅力を感じるのではないでしょうか。私の故郷を見ると、この『手を加える』という事がなされていないために、無機質な寂しさを感じ取るような気がするのです。
新しい物であれサービスであれ、手を加えなければすぐ劣化し、輝きを失います。
時が経てば古くなるのは当たり前。その中でいかに愛情を持って手を加え、メンテナンスとリノベーションを繰り返し【古き良きもの】として維持していく事こそ、これから大切になるのではないでしょうか。
今年は私達のお店も、既存の物に手を加え輝きを放ち、新しい事にもチャレンジして、更に皆様に必要とされるお店になるよう頑張ってまいりますので、これからも何卒よろしくお願い致します。
