~職業講話~
先日、とある中学校で(職業講話)なるもののご依頼を頂いており私も洋菓子職人という立場で講話をさせて頂きました。
最近は授業の一環で実際に働いている人達から生の声を聴き、生徒の皆さんが将来の進路の参考にしたいという事で、ほとんどの学校で実施されているようです。当日は私も含め5人の講師がいて、自分が聞いてみたい講話をチョイスして学ぶというスタイルでした。講話の時間は約30分。その後、質疑応答があり合計40分程度の内容となりました。
持ち時間の中で、事前に先生からいくつかのテーマがあり講話の中に盛り込んで欲しいとの要望がありました。その中で【中学生の時にやっておいた方が良い事】というテーマがありました。中学生という時期はデリケートで、何とも難しい時期だと思いますし、どういう言葉が良いのか少し考えましたが【小学生の時に習ったことの復習】が大切だ!とお話しさせて頂きました。
それは、挨拶・掃除・姿勢・身だしなみ・元気・笑顔etc《更に、花に水をあげる。ウサギや金魚に餌をあげるという話もしました(笑)》
人としての基本が備わっていてこそ、その上に技術や知識が積上がっていきます。そして何事も継続するという事も話しました。基本が出来ていて継続する事が出来れば、知らないうちに経験を通して技術・知識が手に入り、それが自分の素晴らしいスキルとなって豊かな人生を送る事が出来ます。
最後に『料理が下手なのですがお菓子の仕事は出来ますか?』と質問してくれた方がいらっしゃいました。私の考えでいくと、継続すれば技術・知識が身に付くのですから答えは『大丈夫!出来ますよ!』という事になります。前途有望な皆様の前でお話させて頂き、こちらが大変勉強になりました。ありがとうございました。
